2019/03/05(火)
「あなたは坐骨神経痛です」のまやかし
こんにちは。
中山鍼灸治療院 整体院 橙の中山です。
腰痛でお悩みのあなたに今日も元気になっていただけるお話をお届けしていきます。
当院では初めてお電話いただく方に、あらかじめお身体の状況をお聞きしています。
「どういう状況でお悩みですか?」とお聞きしますと、中には
「坐骨神経痛で困ってます」とおっしゃる方がいます。
坐骨神経痛は腰周辺に何らかの病変があって、腰の背骨から出ている神経、坐骨神経が圧迫されたり、突っつかれたりしておしりから足にかけて痛み、しびれが出てしまうと言われています。
そういった方で病院に行かれた方には、「病院ではどういったご診断を受けたのですか?」ということもお聞きします。
すると「椎間板ヘルニア」や「脊柱菅狭窄症」とお答えいただくこともありますが、「いや、だから“坐骨神経痛ですよ”って言われました」という方もいるんですね。
坐骨神経痛って症状なんですね。
病院ではきちんと病名を患者さんにお伝えしているのかもしれないのですが・・・、もしかしたら患者さんの勘違いかもしれないのですが・・・。
坐骨神経痛って病名はないんです。
ということは、病院で「あなたは坐骨神経痛ですよ」って言われるのは、頭が痛くて病院に行って「あなたは頭痛ですよ」と言われることと同じなんです。
なぜそんなことがおこるのでしょう?
それは、腰のレントゲンやMRIを撮っても、腰でのこれといった病変が見当たらないときなんです。
「あなたは坐骨神経痛ですね」
これって、「原因が分かりません」ってことなんです。
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中山 哲治